シャンプーボトル制作第二弾
前回のブログでは、ボトル側を完成させましたね。
今回は、キャップ側を制作してシャンプーボトルを完成させたいと思います。
▼前回のブログはこちら
⇒【3D CAD】Autodesk、Fusion360のはじめ方 – 応用編 1-
それでは、さっそく作っていきましょう。
キャップ制作
まず、前回はここまで完成しましたね。
今回はまず、キャップから作っていきたいと思います。
1.キャップ制作
ボトルの天面を選択して、「中心と指定した円」で円を描きます。
中心から直径50㎜で円を書いてください。
先程描いた円とボトルの口の間の範囲を20㎜押し出します。
このとき必ず、「操作」を新規ボディにしてください。
続いて、左のブラウザのボディからボトル(恐らくBody1)の豆電球マークを押してください。
すると、ボトルが消えると思います。これは、表示/非表示を切り替えます。
先程押し出した円の上に直径50㎜の円を描いてその円を2㎜押し出してください。
その際、穴の部分と円柱の部分両方を選択してください。
押し出した上に中心から直径30㎜の円を描いて、10㎜押し出してください。
押し出した部分とキャップの天面の二か所を選択して3㎜のフィレットを適用してください。
最後に中央に10㎜の円を描いて-15㎜で押し出しをして切り取ってください。
最後にレンダリングに移動して「プラスチック>不透明>プラスチック-光沢(黒)-」を適用してください。
これでキャップの部分がひとまず完成です。
2.チューブ制作
シャンプーのストローのような部分を制作します。
まずは、非表示になっていたボトルを消えている豆電球の部分をクリックして表示してください。
続いてキャップの上部を選択して中心から直径10㎜の円を描いてください。
そしてさらに、直径8㎜の円を重ねて描いてください。
そして、描いた2つの円の間の範囲を選択して「押し出し」を選択してください。
今回は「方向」を「2つの側面」に変更します。
このモードでは指定した面の上と下それぞれに違った長さの押し出しを同時に適用ができます。
今回は上(サイド1)に40㎜、下(サイド2)に200㎜を指定します。
これで、チューブ部分は完成です。
3.注ぎ口を作る
注ぎ口と言っていいのかはわかりませんが、シャンプーボトルの押す部分とシャンプーが出てくる部分を作ります。
まずは先ほど作ったチューブの上に直径50㎜の円を描きます。
そして、描いた円全体を押し出します。
3つの範囲に分かれてしまうと思うので全部を選択して、20㎜押し出してください。
続いて、スケッチの「線分」を選択してください。
スケッチの面はシャンプーボトルのラベルが貼っていない側面となる方向に指定しましょう。
先程押し出した部分の中央から下のように線を引いてください。
そのまま、「作成>パイプ」を選択してください。
幅だけ10㎜に指定してください。
すると、先程引いた線に合わせて切り抜いてくれます。
今使ったスケッチを再度表示してください。
一度使ったスケッチは基本的に自動で非表示になってしまうので、ブラウザから豆電球をクリックして表示にしてください。
そして、もう一度パイプを選択してください。
今回は、パイプの詳細設定を使います。
断面サイズは同じく10㎜、空洞にチェックを入れ、断面は1.5㎜に指定してください。
最後に押す部分の上の縁にフィレットを4㎜で指定してください。
完成!
お疲れ様でした!私も疲れました。
作るときはサクサクできたのですが、改めて文章にまとめて、画像加工して、ブログに書くとなかなか長くなってしまいました。
最後に、レンダリングの機能について少し紹介します。
「シーンの設定」からは、レンダリング時の光源や背景などが設定でき、よりリアルな見た目に仕上げることが可能です。
そして、「イメージをキャプチャ」ではスクリーンショットを撮ることが可能です。
この二つの機能は是非ご活用ください。
それでは改めて、お疲れ様でした。そして読んでいただきありがとうございます。
今後は、Fusion 360を使った複雑でより実用的な上級者向け記事も掲載予定です。
今後ともお楽しみください。
今回のブログ曲
今回投稿中はラジオを中心に聴いていたのですが、書き終わりに聴いていたこちらをご紹介!