ヘッドレスでC言語を実行してみる
ヘッドレス(モニターやキーボード不要)で、RaspberryPi内にC言語ファイルを作って実行する方法をご紹介します。
ヘッドレスでの環境構築方法は前回の記事を参考にしてみて下さい。
⇒【RaspberryPi3 環境構築】ヘッドレスでRaspbianをインストール
ファイル作成
今回も前回同様、ターミナルにはTeraTermを使用します。
まずは作業用のディレクトリを作りましょう!
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$mkdir c |
c言語なので c というディレクトリを用意します。(勿論違う名前でもok)
続いてそのディレクトリに移動
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$cd c |
そこにC言語ファイルを作ります。
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$touch hello.c |
今回は hello.c というファイル名にしました。
エディタで編集
今回は nano というエディタを使ってみます。
raspbianには、元からnanoがインストールされていることが多いので、インストール方法は飛ばします。
次のコードを実行してエラーが出た場合は、インストールされていない可能性があるので、インストール方法を調べてみてください。
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$nano hello.c |
実行すると下のような画面が出てくると思います。
▲この画面がエディタになります。
さて、Hello World! のプログラムを書いてみましょう。
関数等々は基本的に通常のC言語と変わりません。
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#include<stdio.h> int main() { printf("Hello World\n"); return 0; } |
ちなみに、ターミナルでのコピペにCtrl + C / Ctrl + Vは使用できません。
- コピー:Ctrl + INS(Insert)
- ペースト:Shift + INS(Insert)
になります。
さて、プログラムを書き終わったら、エディタを終了します。
Ctrl+Xでエディタを終了できます。
続いて「保存しますか?」と聞かれるのでYと入力。
最後に「名前変更しますか?(多分)」的なこと聞かれるので、そのままでよければEnterキーだけ押せばOKです。
すると、元のターミナル画面に戻るかと思います。
コンパイルと実行
先程作成したファイルをコンパイルしたいと思います。
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$gcc hello.c |
これで何も表示されなければコンパイル完了です。
コンパイル完了後、一度ディレクトリ内を見てみましょう。
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$ls |
すると、先程作成したhello.c とは別に a.out というファイルがあると思います。
これがコンパイル後のファイルです。
実行してみましょう!
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$./a.out |
実行後、ターミナルにHello World!と表示されればOKです。
ちなみに、a.outのファイル名の変更も可能です。
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mv a.out 変更後のファイル名 |
最後に
エディタに関してはnano以外にもありますし、色々とあります。
興味があれば調べてみてください!
今回のブログ曲
今回投稿中に聴いていた曲はこちら
Old Town RoadのDiplo Remix。最高です…