念願のラズパイ4購入しました!
内容はタイトルの通りですが、ラズパイ4ことRaspberryPi4を購入しましたので、RaspbianのインストールやSSHの設定等をヘッドレス(モニターなし)で行う方法を紹介します。
まず必要なモノ
今回セットで購入したものです。
・ケース
ケースに関してはこれよりも安いものもありますが、こちらと同等のヒートシンクタイプかファン搭載型がお勧めです。というのもRaspberryPi4はかなり熱を持つため、熱がこもるタイプのケースはお勧めしません。
・micro SDカード
今回は安かったこともあって64GBを購入しましたが、正直言ってこんなに必要ないです…
4GB以上あれば問題ないとのことなので、あとは使い方に合わせて容量を選べばいいかと思います。
尚、特殊なmicro SDというわけでもないので、家に使えるmicro SDがあればそちらで問題ないです。
・充電ケーブル(USB Type-C)&プラグ
電源周りはAnkerが好きでAnker製品ばかり購入しています(モバイルバッテリ等)
こちらも家に代用できるものがあれば購入する必要はありません。
まずはOSイメージをダウンロード
まず、RaspberryPiの公式ページにアクセスしてください。
まずは、以下の画像の丸で囲ったRaspbianをクリックしてください。
続いて種類を選択します。
画像だと全部で3種類ありますが、用途や使用するmicro SDの容量から判断するといいかと思います。
それぞれ説明すると、
- Raspbian Buster Lite:ヘッドレス用のパッケージ。最低限しか入ってない。
- Raspbian Buster with desktop:デスクトップとして使用できるパッケージ。
- Raspbian Buster with desktop and recommended software:デスクトップ+よく入れるようなソフトは入れといたよ。
って感じで、私は今回「Raspbian Buster with desktop」を入れましたが、今後使うようであれば、2か3、ヘッドレスしかやらないぞ!って人は1を入れたらいいかなって思います。
あとは、下のDownload ZIP押せば大丈夫です(トレントでもいいですが)
イメージファイルをSDカードに書き込み
続いて、micro SDカードにイメージファイルを書き込みます。
先程ダウンロードしたZIPファイルは解凍して中の「~.img」というファイルをどこか分かり易い場所においてください。
Etcherを使用して書き込みたいと思います。
色々と書き込みに使えるソフトはあるのですが、Etcherを使用したのは、「UIがカッコいいから!」です。以上。
使い方を説明します。
まずは、インストールして開くとこんな感じの画面が出ると思います。
1.Select imageをクリックして、先程解凍した「~.img」を選択してください。
2.今回OSを書き込むSDカードを選択してください
3.imgファイルとSDカードに間違いがないか確認をした上で「Flash!」を押してください。
4.この画面になるので待ちましょう。ちょっと長いので気長に待ってください。
Raspbianをセッティング
さて、書き込みが完了してから、エクスプローラーでmicro SDを開いてみると、色々ファイルが入っていると思います。
そこにまずはSSHファイルを作ります。
作り方は簡単。
右クリック > 新規作成 > テキストドキュメント
で、作成されたファイルの名前を「ssh」に変更するだけです。
「ssh.txt」はだめですよ。「ssh」オンリーです!
SSHとは、ネットワークを経由して他のコンピュータに接続し、遠隔操作をする仕組みです。
TeraTermのインストール
TeraTermというターミナルエミュレータを使用します。
今回においては、ラズパイをPC側で操作するためのソフトみたいに考えてもらえば大丈夫です。あくまで例えみたいなものですが…
そして、ラズパイとの接続にはもう一つ、Bonjourというモノをインストールしなければいけないのですが、iTunesが入っている方、Macの方はインストール不要です。
iTunesを持っていない方はBonjourをインストールしてください。
いざ接続!
さて、これで準備が終わりました。
今回はLANケーブルでラズパイとPCを接続して使いたいと思いますので、まずはその二つを接続。
続いて、ラズパイ側の電源供給用にMicro USBを接続してください。
そしてTeraTermを開いてみましょう。
ホストの箇所に「raspberrypi.local」と入力して「OK」ボタンを押してみてください。
すると、少し間をおいて下のような画面が出てくるかと思います。
尚、RaspberryPiの電源を入れてすぐは繋がらないこともあるので注意してください。
ここでエラーの出る方は下の方に対処法を書いておくので、そちらを参照にしてみてください。
その後、ログインフォームが出てきたら、
- id:pi
- password:raspberry
と入力して進むと繋がるかと思います。
Wi-Fiの設定
ラズパイに入ることができたらWi-Fiの設定をします。
まずは下記のコマンドを実行してください。
1 |
sudo raspi-config |
すると、以下のような画面が出てくるかと思います。
矢印キーで移動できるため、「2.Network Options」を選択してください。
続いて、「N2 Wi-Fi」を選択。
すると、国を選択する画面が出るので「JP Japan」を選択してください(日本以外の国にいる方は、その国を選択してください)
続いてSSID(Wi-Fiの名前)を入力して最後にWi-Fiのパスワードを入力してください。
最後に確認を行います。
1 |
ip -4 a |
このコマンドを入力して、以下のように出た場合は成功です。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 |
1: lo: <LOOPBACK,UP,LOWER_UP> mtu 65536 qdisc noqueue state UNKNOWN group default qlen 1000 inet X.X.X.X/X scope host lo valid_lft forever preferred_lft forever 2: eth0: <BROADCAST,MULTICAST,UP,LOWER_UP> mtu 1500 qdisc mq state UP group default qlen 1000 inet X.X.X.X/X brd X.X.X.X scope global dynamic noprefixroute eth0 valid_lft 54261sec preferred_lft 43461sec 3: wlan0: <BROADCAST,MULTICAST,UP,LOWER_UP> mtu 1500 qdisc pfifo_fast state UP group default qlen 1000 inet X.X.X.X/X brd X.X.X.X scope global dynamic noprefixroute wlan0 valid_lft 54261sec preferred_lft 43461sec |
この中で、「wlan0」というのがWi-FiのIPアドレスを指しています。
IPアドレスを固定しておけば、次回からはTeraTermで「raspberrypi.local」ではなく、IPを指定してのSSH接続が可能となります。
尚、以下の記事でRaspberryPiがネットワークにつながったタイミングでLINEにてIPアドレスを教えてくれるプログラムを紹介してますので、興味がある方は是非ご覧ください。
→【Raspberry Pi】ラズパイの起動時にLINEでIPアドレスを受け取る
参考にしたサイト
→【CLARA】Raspberry pi 4 へOSをインストールしてみたよ!(とりあえずSSH接続できるまで)
今回のブログ曲
今回投稿中に聴いていた曲はこちら